歳を重ねる度に
色んなもの無くして
僕らの中には
少しは余裕が出来たと思ってたのに
心の中をひっくり返してみても
最近手にいれた余計な物しか
目に映らないよ
見栄
金
人の視線
言い訳に安い愚痴
気付いたら両手に収まりきりゃしねえよ
精一杯叫んだって
身動き取れやしない
本当に欲しいのは
こんなもんじゃなかったのに
そう言ってまたひとつ
両手に一杯の状態で
ため息混じりで拾う
なんて書いてある
「しょうがない」
意味不明な上司の小言聴くなら
爆音で突き破るロックでも流し込もうか
理不尽な客のクレームをネタにして
手なんか叩いて大声で笑いたいよ
実際の処
酒の席だけで
繰り返される
無意味な集会
なんか情けねえよ
何がしたくて
何を求めたくて
僕らはここで日々を重ねているのでしょうか
社会や時代は何もしちゃいない
逃げ出してんのは
他ならない僕ら自身だろ
そのまま年食って
子供が産まれたら
何をその子に教えるつもりだ
「つまらない人生」かい
何をするにも
手遅れなんてない
邪魔をしてんのは
途中で拾った「慣れ」のせいだ
後悔をツマミにする
つまらねえ大人にはなるな
くだらねえ社会なら
人として胸はって生きようか