Alone
Alone

ふと見上げた空 誰かが落とした風船
車 行き交う交差点 下敷きになってた

のぼりあがる 干上がった海の底で
真珠の色を 涙に溶かして

こぼれた言葉を 少しずつ集めて
夕闇せまる 砂漠は遠く

夢を追った 泣きくらした
風ない丘を かき乱した
夢なきこの涙も

優しささえ いたわりさえ
この手にできることもなく
帰る場所もない

掘り起こした線路 肩に抱きかかえた枕木
浜辺の向こうに流して 行方を見守った

雛を連れ去られ 翼を折られ 巣から落ちて
飛ぼうとする 鳥のように

月が照らすドアに 何度も身体を打ち付けて
しがみついたままで 空が白くなるまで

夢を追った 泣きくらした
意味のない世界に一人根差し
何を感じればいい?
いつわりさえ やさしささえ
この身にそそぐ 怒りでさえ
跳ね返せるわけもない

夢を追った かきくらした
君のいない世界に飛び込んだ
それでもまだ待ってる、と?
手紙の中 泣き崩れた
そこに誰もが夢を置いた
まだ前に進めている そう

夢を追った 泣きくらした
風のない世界を見た
誰もまだいないところへ
強く 不器用さえ 噛みしだいて
夢を追った このまま

I miss from you